KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

堀江貴文(ホリエモン)の”ヒトラーTシャツ”【本文とは関係ないがライブドアオートのCMが大好きだった】

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 このホリエモンの着ているTシャツが問題になっているらしい。それより問題になっているヒトも混じっているような気もするが、ひとまずそれは置いておく。出演番組のNHK総合「ごごナマ」では番組中アナウンサーが謝罪したのだとか。

ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(44)が、12日午後1時5分から放送されたNHK総合の生番組「ごごナマ」にナチス・ドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーに似た人物のイラストが描かれたTシャツを着用して出演し、NHKは放送中に謝罪した。堀江氏は「NO WAR」のメッセージTシャツだと説明している。

NHKが生謝罪 ホリエモン、ヒトラー?柄のTシャツでNHK生出演 (デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース

  実は仕事中に、職場のテレビでチラッと目撃した。別に問題だとは思わなかったが、ああこれはきっと目くじら立てる視聴者はいるだろうなという感じはしていた。そうしたら案の定である。

 今の世の中、文字でも絵でもなにか一部分を切り取っては、誇大解釈してことさらに問題にするクレーマーというのが多い。今回のことだって、そもそもNHKの番組でホリエモンが着ていたから問題になったのだ。

 クレームをつけたニンゲンは、もし街中でこのTシャツを着ている一般人がいても、きっと注意なんてしないだろう。リスクがともなうし、そこまでするほど実は問題だとも思っていないからだ。あくまでNHKでホリエモンが着ていたから。それに尽きる。

 だいたいヒトラーのなにが問題なのか。ヒトラーそのものに嫌悪感をかんじないのだ。怖くもなんともない。なぜかというと、べつにヒトラーになにかされたわけではないからだ。むしろホリエモンのTシャツも単なるパロディとしかおもえない。

 ようはクレームをつける側のニンゲンというのは、相手を思いやるふりをして、そんな自分に自己陶酔しているだけなのだ。だがそれは無邪気であれば無邪気であるほどタチが悪い。そして方々でクレームをつければつけるほどクレーマーは無邪気になっていく。

 だから阿部渉アナウンサーも謝ることはなかったのだ。謝るから反応がエスカレートしていく。ホリエモンもTwitterでわざわざ意味を説明しなくてもいい。ちゃんと脳みそがあるヒトはわかるし、わからないヤツは、おかあさんみそでもいれておけというハナシなのだ。

 もういちど言うが、ヒトラーは怖くない。怖いのは民主的な選挙でナチスに投票し、ヒトラーを台頭させてしまった民衆の方なのである。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。