KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

おいしい給食

 「おいしい給食」というドラマがある。1984年のとある中学校が舞台になっている。毎週録画して観ているのだが、放送されているのがテレビ神奈川なのである。これは多くの神奈川県民にたいする皮肉となっている。

 

 なぜ”多くの”神奈川県民にたいする皮肉なのか。というのも横浜市の中学校には、給食がないのである。しかしこういう”熱さも喉下過ぎれば”系のことは、過ぎてしまえばどうでもよくなるのかもしれない。

 

 何年か前に中学校に給食をというのをスローガンにかかげた市長候補が立候補し、ぼろ負けしたことがあった。とうのむかしに喉下に熱さを過ぎた有権者にとって、むしろいまさら給食制度ができたところでってハナシなのだ。

 

 その横浜市のおとなり藤沢市は、当ブログ記録者の居住地でもあるのだが、ここには中学給食がある。メニューはこんな感じだ。千葉市の中学に1985年から通っていた者としては隔世の感がある。

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 1985年ごろの中学給食はパンの方が多かったのに、現在はほぼごはん食である。いまの中学生は、揚げパンやソフト麺などは食べていないのであろうか。焼きそばは?あの麺がブチブチ切れるあの焼きそば。

 

 ひじょうにメニューが多様化していて、お決まりの給食メニューが失われている気がしてならない。ちょっと淋しい気がする。でも気がねなくみんながいっしょの温かいごはんが食べられるだけでもいい。食ほど各家庭の経済格差を見せつけるものはないのだから。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸がつづくかぎり、僕は君のそばにいる。

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