KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

めざせナショナル トラック編

DSC00908


石川県七尾市に「和倉昭和博物館とおもちゃ館」というところがある。なまえのとおり、昭和の思い出をおもいおこさせるものが、これでもかというぐらいに展示されていた。なんとぜんぶ写真撮影OKという太っ腹な博物館である。


そしてそこに、一台だけ雨ざらしになって展示されているトラックがあった。ほかの昭和時代のくるまは、ちゃんと屋根つきのところに展示されているのに、なぜかこのトラックだけは、雨が降っているなか、外に展示されていたのであった。


むかしはメーカーごとに個人経営の電気屋さんがたくさんあった。そしてこのトラックも街なかをよく走っていて、新品のテレビをはこんだり、家々に出張して故障をなおすために、電気屋さんの足になっていたのだろう。


テレビがまだまだ神々しかった時代のなごりである。