KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

え?本場の味が東京で?離島グルメ59島を巡る(2017年2月25日放送)【タモリ俱楽部メモ】

 東京の神楽坂に離島グルメの専門料理店というものがあるらしい。その名も「離島キッチン」と非常にストレートなネーミングだ。お店のスタッフが直接行って買い付けをし、いまでは59の離島グルメが楽しめるのだとか。

  最初に登場したのが、北海道・利尻島の「たちかまの刺身」で、”たちかま”とは、スケソウダラの白子を、かまぼこ状に加工した珍味である。ポン酢でいただく。タモさんいわくポン酢が好きで、ポン酢を味わうがために鍋を食べるらしい。

 ちなみにオタトマリ沼から見た利尻山は、あの北海道のおみやげ「白い恋人」のパッケージに使われている。”白い恋人”って昔からあるのかと思ったら、”Since 1976”と以外に新しいおみやげだった。

 つぎは愛媛県にある岩城島で、東京から行くのには羽田から松山まで飛行機で行って、レンタカーでしまなみ海道を通り、生口島まで行って、フェリーに乗るというなかなかテクニシャン(?)な離島だ。色づく前のレモン栽培がさかん。

 ちなみにこの島には「レモン懐石」というものを食べさせてくれる「でべそおばちゃんの店」があるらしい。”でべそ”とはそのまんまの意味ではなく方言で、でしゃばりという意味である。

 そんな岩城島の離島グルメがその名も「タモリの煮つけ」である。タモリは一般的にはセトダイといわれる。鯛の仲間ではなく、イサキの仲間である。タイとつく魚は二、三百種類あるらしいのだが、そのほとんどが鯛の仲間ではないらしい。

 タモリという名前のゆらいは、かたちがトゲトゲしていて武士のように勇ましく、平家の武将平知盛を連想させるから。”トモモリ”がなまって”タモリ”になったといわれている。(所説あり)

 3島目は八丈島で、羽田から飛行機で55分。しかしタモさんいわく船で行かなきゃダメなのだとか。一晩かかるらしい。島の名前のゆらいといわれる黄八丈が有名。島寿司という練りがらしをつけて食べる寿司がある。

 そんな八丈島の離島グルメは、「ムロアジのメンチカツ」。ムロアジとはあのくさやの原料である。もちろん”くさやになる前”なので、匂いはしない。くさやって食べたことないので、どんな匂いかわからないのだが。匂いというより臭いなのか。

 4島目は沖縄県の宮古島で、羽田から直行便がある。所要時間は3時間半。ヘタすると千葉の南端に行くより早くいけるかもしれない。じつは宮古島より未開の地なのだあのへんは。

 名産は雪塩やマンゴー。そんな宮古島の離島グルメが「宮古ぜんまい」で、アクがほとんどなく軽く茹でるだけで食べられるのだとか。山菜好きとしてはいちど食べてみたいものだ。

 この島には交通安全人形の「宮古島まもる君」というのが存在する。
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誰かに似ている。

 ちなみに安斎先生(ソラミミスト)いわく、くさやの臭いも”馴れ”なのだらしく、15分もあればいいのだとか。ただ馴れたからと調子に乗ってたくさん買って帰って家で開けるとやっぱり臭いらしい。

 
 以上。59分の4しか紹介していないのは、いつもタモリ倶楽部。のこりの55はお店に行ってジブンの目でということで。行くかな。行かないな。島がほとんど東京な関東の民として、あまり離島というものにシンパシーを感じない。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。