大学の講義を受けに行くところは、おもに2か所ある。市ヶ谷と水道橋だ。だいたいは通信教育部の本校舎がある市ヶ谷の方なのだが、教室の数かなんかの関係で、水道橋にある法学部の校舎に通う場合がある。
先日は夕方に講義が終わるスクーリングであったので、外もまだ明るいしということもあって、ちょっとぶらぶら歩いてみた。神保町方面まで行って、古本屋街をまわってみようということで。
すると偶然にレンガ作りの建物に出くわした。入口には移転した旨の貼り紙が。前には日本タイ協会という団体が入っていたらしい。調べてみたら、昭和初期にできた建物で、当初は銀行だったそうだ。
文化財に指定されているという形跡もないので、もしかしたら取り壊しになるのかもしれない。日本という国は、なにかというと耐震がどうこうといって壊しては、新しい建物を建てようとするので。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸がつづくかぎり、僕は君のそばにいる。