きっかけはTwitterにおける僕のツイートに、ユーチューバーで生計をたてたいと志望する若者からリツイートがきたことからはじまった。
好きなことを仕事にするって考え方も中途半端ですわ。賢明な人は感覚的に、商品にしろ労働力にしろ役に立たなければ価値はないとわかってる。人の役にも立たないような好きな事で報酬を得ようとしたら、方法は詐欺まがいのことをするしかないです。それぐらいの覚悟で好きを仕事にと思ってもらいたい。
— バタなめKEN (@batanameKEN) 2019年3月2日
いまは”インフルエンサー”という肩書きとなっているイケダハヤトさん。僕はよくこのヒトのツイートに、感想みたいなものを記している。彼の考え方は僕と水と油なのだが、だからこそ興味深いのだ。
そしてこのツイートに対して、老害は黙ってろみたいなことをリツイートされたのであった。相手のプロフィールをみると、本人の画像があった。なるほど若い。まだ動画はつくっていないらしく、本気だからこそ慎重なのだと記してあった。
歳を重ねたことを”害”といわれたら、こちらも黙っていられないので返答した。
若かろうがわかるヒトはわかっていると思われる。
— バタなめKEN (@batanameKEN) 2019年3月2日
年齢に関係なく、あなたがわかっていないだけです(笑)
役にたたないもの”に”ですね。
— バタなめKEN (@batanameKEN) 2019年3月2日
うまく相手をだますことができて、役に立たないものが売れたのなら、それはそれで”需要”というコトバに置きかえられるのでしょう。売れてしまえば後は買ったニンゲンの自己責任ですから。それくらいならわかります。ええ。
昭和の価値観ではなく普遍的な価値観ですから。
— バタなめKEN (@batanameKEN) 2019年3月2日
もちろんあなたの好きなこと(YouTube)で収益を得ること自体を否定するわけではないけれども”役に立たないものに需要が”などと言っているようでは収益化なんておぼつかないと思われます。受け取るヒトってそういうところは賢明なのです。
読解して解説しているのですが。
— バタなめKEN (@batanameKEN) 2019年3月2日
そもそも”金にならないものが金になる”という話ではなく、”役に立たないものが金になる”という話でしょう。前者の場合は時代の移り変わりの中で、新たに社会や社会で生きる多くの人の役に立つ場合に、その報酬としての”金”になるでしょうけれども。
屁理屈かどうかは第三者の判断にまかせるとして、ニンゲンある程度生きていれば自分が正しいなどと自信を持っていえるわけないとわかるものだし、正しいなどとは一言も主張していません。それよりこれまでのあなたの発言はいまのところ、第三者からみて説得力に欠けていることに気づいたらいかがかと。
— バタなめKEN (@batanameKEN) 2019年3月2日
混乱しているのですか。落ち着いて下さい。大丈夫です。勝ち負けなど問題にはならないのですから。
— バタなめKEN (@batanameKEN) 2019年3月2日
それでは最後にとても分かりやすい”捨て台詞”というものをリツイートして今宵は終わりにしたいと思います。ありがとうございました。おやすみなさい。 https://t.co/3O868XeiV5
— バタなめKEN (@batanameKEN) 2019年3月2日
このやり取りのあと、彼はすぐにアカウントを削除してしまった。ちなみにおもな主張は、”これからの時代は役に立たないものが金になる”と”昭和の価値観で語るな”で、最後の捨て台詞も「昭和の価値観の人さようなら」であった。
これこそいい大人がやってはいけなかったのか。でも僕は相手をもう一人のいい大人として、尊重していたのだ。Twitterでコトバを戦わせたからって、彼が憎いわけでもない。ふだんの彼はもっとちがうはずだ。なにか後味の悪さが残った。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸がつづくかぎり、僕は君のそばにいる。