KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

哲学の学び方

 あるおばあちゃんが、通信制の大学に入学することになって、孫になんで今さら勉強なんてするのと聞かれてこう答えたそうだ。

 

 

何もしなくても歳はとるんだよ。

 

そうなのである。そして学ぶことに歳は関係ない。

 

 むしろ学ぶことへの欲求というのは、歳を経ると増していくもので、さらにいうと哲学という学問もまた歳をとると、学びたくなってしまうものなのである。

 

 とは言ってもだ。

 

 漫画家の倉田真由美さんが「だめんずうぉ~か~」というマンガのなかで、西洋哲学は学問のなかで一番役に立たないと描いていたのも事実である。 

 

 でも学問というのは、役に立てる知恵がなければ、どんな学問も役に立たない。裏を返せば、役に立てる知恵があればどんな学問であっても、その人にとって役に立つ。そして哲学とは、よりよく生きるために役に立つ学問なのである。

 

 ってなんてめんどくさい男だろうと思われるかもしれないが。

 

でも歳をとればとるほどなぜ哲学を学びたくなるか。そこには謎が存在する。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸がつづく限り僕は君のそばにいる。

 


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