《ミィさん》がいなくなったちょっと前からお笑いの舞台に立たなくなりました。辞めたという自覚はないのですが。
仕事があるし、心の病みがあったので。人生が面白いと感じられない人間に、お笑いのネタは作れません。
辞めたではなく離れたというのは、自分の人生も含めて、目に見える世界を俯瞰でみる必要があったんです。いま思えば。
そして大学に入学して、《ミィさん》の死を経験して、母が倒れて…機会を失ったまま現在に至ります。
正直、僕にはお笑いの才能と、人に好まれるような素質がありませんでした。でもけっこう続いたんですね。耐え性のないこの自分が。舞台は麻薬です。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。
この呼吸が続く限り、僕は君のそばにいる。