またラジオ日本「タブレット純の音楽の黄金時代」の話に戻るが、三木たかしさんの作った名曲のひとつに「ふり向くな君は美しい」というものがある。この曲は毎年冬に開催される高校サッカー選手権の大会歌でもある。
別段サッカーが好きというわけではないのだが、秋も終わりになろうというときにこの曲が流れると、ああもう冬になるのかとしみじみとした気分になるのであった。もうかれこれこの曲が発表されて40年は経ったはずだが、今もまったく色あせていない。
1984年か。小学校6年生のころだ。まだもちろんJリーグなど発足していないし、日本はワールドカップにも出ていない。そしてまだオウンゴールのことを自殺点といっていたころだ。
高校サッカーが野球とくらべて無情だなと感じるのがPK戦である。PK戦というのは、規定の試合時間以内に決着がつかなかった場合におこなう、キッカーとキーパーの一対一の勝負である。これを5回おこない決着をつける。
どうもこの勝敗のつけ方が好きになれない。いいじゃないか野球みたいに翌日再試合にすればとおもうわけだ。素人が勝手なことを言っているが。でもせめて全国大会の決勝ぐらいは引き分けなら両校優勝でいいじゃないか。昔はそうだっただろう。
PK戦なんてしょせんは運じゃないか。そもそも先攻と後攻で同じ条件だと思えないし。あれは1回先攻がゴールしたら後攻にプレッシャーを与えられて有利ではないか。根性論者は精神力でそんなプレッシャーぐらいはね返せというのであろうが。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。