タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない。

小林カツ代さんのいい意味でのアバウトさ

理研究家の小林カツ代さんが亡くなってはや一年が過ぎました。
NHKきょうの料理をぐうぜん観たら、ちょうどむかしのカツ代さんの出演回やっていたので観ました。いつもは総合テレビのニュースを観るのですが、冒頭で悲しくなるニュースをやっているとつい一つチャンネルをずらすのです。 料理番組は観てもぜったいに悲しくならないですから。

30年前のだったので、カツ代さんも若い。
いっしょに出ていたNHKアナウンサーの加賀美幸子さんも若い。
加賀美さんはいまもむかしも丸々としていましたが。
きょうの料理に出ていたなんて意外でした。

番組でも紹介されていましたが、カツ代さんは段取りの名人で、またたく間に複数の料理をつくるコツを視聴者に教えてきました。
料理番組は、おいしい料理をつくることも大事だけれども、時代がうつりかわり、世のお母さんが忙しいなかいかに簡単に料理できるかを伝えることも大事です。

しかも男性も料理はできないといけない時代になってきました。
でも手の込んだ料理はちょっと・・・そんな男の人にも簡単に作ることができました。
カツ代さんは、そういった時代にマッチした料理研究家であったといえるでしょう。
段取りの名人と書きましたが、カツ代さんの場合もう一つ特徴があって、この人かなりアバウトなのです。

ちゃんと調味料の分量が大さじ何杯とか、小さじ何杯とか書いてあるのにもかかわらず、調味料の容器を持ってそのまんま中身を入れてしまうのです。
しかもおいおいそれ多いだろってぐらいに入れます。
でもじっさいは、家庭でいちいち分量なんて量りませんし、それがカツ代さんの大らかさでありそれも人気の秘密だったのでしょう。

ちなみに料理に使う、ゴムのへらがありますけど、みなさんなんと呼んでます?
私はケチべらって呼んでいるのですが、最初に言いだしたのってカツ代さんでした。
ボールとかに残ったソースなんかを、無駄なくとるために使うのですが、意外にカツ代さんいつもきれいにとらないんですよね。

それもまたカツ代さん流の大らかさですな。