KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

そういや最近ではスパゲティなんてコトバも使われなくなったけど【スパゲティの呼び方】

 最近はスパゲティもパスタと呼ばれるようになった。スパゲティというのは、パスタの種類の一つらしい。本場のイタリアでは、それこそ多くの種類のパスタがあるのだとか。ついついこちらは全部マカロニとスパゲティで分けてしまうのだが。

 
 ちなみにウチには昭和40年代後半の「きょうの料理」の本が20冊ほどある。「きょうの料理」というのは、いまでもNHKで夜9時にやっているあの番組である。テレビのほうは企業名を出すのはご法度のNHKも、雑誌は広告OKらしい。

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 子どものころは、スバゲティと言っていたが、昭和48年はスパゲチと呼んでいたらしい。ちなみにこの日本製麻という会社は、日本ではじめてパスタの乾麺を製造した会社である。意外にも日本製粉ではなかったのだ。でもちょっと待てよ。

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 よくみるとこっちの看板は”スパゲッチ”になっているではないか。なにが正解なのだろう。いやどうみても看板の方が正解だろう。というか間違っていたところで、じゃあ”ツ”を取り除けといわれても困るというハナシだ。

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 ちなみに同じ号に載っていたオーマイ(日本製粉)の方は”スパゲッチ”になっていた。そういや昔のスパゲティはみんな赤かった。なんといってもあのころは、ミートソースかナポリタンしかなかったのだから。

 いつだったか。家族でサイゼリアに初めて行ったとき、イカスミのスパゲティをみて仰天したことがある。誰が頼んだのだろうか。父か。母か。まさか6歳下の妹ではあるまい。あれは一種のカルチャーショックであった。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。