KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

”今様”(CBC)【特集・昭和なテレビクロージングの世界】

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 日本テレビ、TBSときたからには、つぎはフジテレビだろうと関東民の昭和50年代少年少女は思っていたかもしれない。だがそうは問屋が卸さない。たんなるきまぐれだが今回は地方の昭和テレビクロージングの世界を紹介したい。

  CBCは愛知県にある放送局である。題名にある今様(いまよう)とは、古来からある日本の歌曲の形式だ。このクロージングははっきりいって怖い。おそらく数ある日本のテレビ局のクロージングのなかで、いちばん終末感が漂っているので注意が必要だ。

 なのでオープニングもいっしょの動画を載せてみる。まずはオープニングで和んで、そのままの流れでエンディングを観ていただければよろしいかと。オープニングの音楽は1日のはじまりにふさわしいものとなっている。



 ヒトは死んだらお星さまになるんだよなんていうが、まさにその過程をみているかのようではないか。BGMの今様がまたもの悲しさを倍増させている。山田耕作の編曲らしい。あの音楽室の後に写真が貼ってあるハゲのおっさん。なかなかやる。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。