KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

スチュワーデス物語のあんまりな魚屋のサブちゃんの扱い


あの”客室乗務員物語”のすごいところ3つを語る

 

 自分のYouTubeチャンネルで、TBS系列ドラマ「スチュワーデス物語」をとりあげたので、いま一度以前CSで再放送されて録画したものを観返してみた。あらためて観てみると、魚屋のサブちゃんの扱いのあんまりさが、子どもの時分に観たときより際立ってわかるようになっていた。

 

 動画でも紹介したが、魚屋のサブちゃんというのは主人公・千秋の幼なじみで、千秋に恋愛感情を持っているけど、千秋には友人としか思われていない。義父の政治や村沢教官の婚約者・真理子にそそのかされて、肉体関係を強要しようとしたり、結婚を申し込んで失敗したりしていた。

 

 第17話での求婚の失敗で逆ギレしてしまい、終いには千秋の同期生から”帰れコール”の大合唱を浴びて退場し、そのまま最終回まで戻ってくることはなかった。

 

 いやせめて最終回ぐらい、サブちゃんだって時には千秋を助けてあげたりもしてたのだから(ただ不器用なの)、門出を祝う一人に加えてあげてもいいじゃないかと思ったりもするのだが。そこでまた物語にカタルシスが生まれたのにと思うのは僕だけだろうか。

 

 僕だけか、そんなところに目をつけるのも。まあでも演じた光石研さんも、いまでは名バイプレーヤーとして大活躍しているのだから、こんな時代もあったんだという違うカタルシスが生まれてよかったのだけれども。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君のそばにいる。