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昭和50年代少年のKOTOBASM

団塊ジュニア世代とも、悲劇の世代ともいわれる昭和48年生まれが管理する、昭和ノスタルジーといまを語るblog。僕たちが生きてきた証のことば。それはイズムそのものである。(明智半平太)

日本船舶振興会のおじいちゃんは矛盾している【笹川良一】

【年代別】1970年代 【カテゴリ別】CM・広告






 子どものころに、よく流れていた謎のCMがあった。ふつうCMといえば、なにかを売ろうとか、企業のPRをしようとするものだが、このCMだけは違った。それが日本船舶振興会(現・日本財団)のCMだった

 

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 はっぴを着たおじいちゃんのさいごに言うコトバが曜日ごとにバリエーションがあった。

”親を大切にしよう(日曜日)”
”街をきれいにしよう(月曜日)”
”火遊びをやめよう(火曜日)”
”水を大切にしよう(水曜日)”
”自然を守ろう(木曜日)”
”体を鍛えよう(土曜日)”

そしておじいちゃんと子供たちみんなで、”一日一善”と言って締める。

 神出鬼没であったが、月曜日に関しては、テレビ朝日系列で夜19時半にやっていたアニメ「一休さん」のときに流れていたのをよく覚えている。おそらく他の曜日も子どもが観ているであろうアニメなんかのときに流していたと考えられる。

 予備知識がない子どものころは、人のよいおじいちゃんに見えていたが、成長していくにつれ、おじいちゃんは右翼の大物であり、日本船舶振興会というのは、ボートレースというギャンブルの団体であるコトを知っていくのであった。大人って汚い。

 いやでもおじいちゃんこと笹川良一さんも、右翼の大物であろうが、ほんとうに人のよいおじいちゃんなのかもしれない。ただ1つだけCMにからんで矛盾を感じることがあった。それは金曜日バージョンについてである。



 だいたい”ちょきちょき貯金だ金曜日”とかいうけど、あんたらボートレースで貧乏人から金を巻き上げているじゃないかっていうハナシなのだ。貯金もなにもあったもんじゃない。

 おまけに”物を大切にしよう”っておじいちゃんはいうけどさ、おそらくボートレースで負けてすっからかんになったヒトのなかには、質屋に物を持っていったヒトもたくさんいるのではないか。

 いやまあそれは置いといてだ。笹川さんは子どもに大切なことを教えてくれたのはたしかなのである。それにしても高見山は元気にしているだろうか。すでに鬼籍に入られたが、あのころの山本直純さんはほんとうに動きがシャープだったな。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続くかぎり、僕は君の傍にいる。