今回タブレット純さんの「音楽の黄金時代」のテーマは卒業ソング。放送日は3月25日でもう時期を逸した感があるが。先週にやるはずだったのを、いきなりかえてしまったのだから、いたしかたあるまい。
きょうピックアップしたのは、ブービーズという女性フォークデュオの「卒業通り」という歌。ラジオを聴くまで知らなかったのだけれど、耳に残るいい曲だ。作曲は弘田三枝子の「人形の家」や由紀さおりの「手紙」を作った川口真さん。なるほど納得。
1976年。このころってこういうかんじの歌が多かったのだろう。こういう歌っていうのは、歌詞がガロの「学生街の喫茶店」っぽい歌って意味で。歌声はシモンズっぽくて。
ちなみに作詞は中里綴…って誰だよってなるかもしれないけど、別名は江美早苗さんともいう。知っているヒトは知っている。だから誰だよってヒトはそうなのだろう。西野バレエ団出身で、長寿番組「新婚さんいらっしゃい」の初代アシスタントでもある。
個人的にこの曲がいいなとかんじるのは、歌詞がせつないのにプラスして、歌の終わり方が、歌い手が歌っていながらにして、じょじょにフェードアウトしていくところだ。うまく説明できてないが、なんとなく察してほしい。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。