KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

ビューティフル・ヨコハマ【タブレット純「音楽の黄金時代」】

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 今回のタブレット純「音楽の黄金時代」のテーマは、”ご当地ソング”ということなのだが、ご当地ソングというと、関東においてはもう圧倒的に横浜が多い。東京はともかくとして、他の5県は量でいったら束になっても敵わないのであった。


 千葉県出身者としては悔しい現実である。ご当地ソングが多くなる理由とはなんなのか。一つはやはり”港があること”。もう一つは戦後あたりから”街の灯りがきらびやか”であることなのだろう。こうなると関東では横浜に敵うところは皆無なのであった。

 しかし数があるということは、それだけあまりヒットしない曲というのもあるわけで、今回流れていた平山三紀(現・みき)のデビュー曲「ビューティフル・ヨコハマ」もそのうちのひとつだ。


 たださすがタブレット純さんの選曲だけあって名曲だ。作詞は橋本淳、作曲は筒美京平。なるほど道理で。平山みきはその次の「真夏の出来事」が大ヒットしたが、もしこのヒットがなければ、隠れた名作の歌い手として今も地味に語り継がれるに違いない。

 ちなみにレコードジャケットの撮影場所は山下公園。このころは若々しかった平山みきも、こないだ日本テレビの「有吉反省会」で”黄色い服ばかり着ている”ことを反省していた。なかなかしぶとく芸能界で生き残っている。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。