KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

男心をもてあそんでおいて何を言っているのだ【けんかをやめて】

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 ラジオNIKKEI昭和歌謡セレクション」テーマは”昭和の女性アイドル”(ずいぶんと範囲が広いな)。そのうちの一曲が河合奈保子の「けんかをやめて」であった。けんかをやめて~♪二人を止めて~♪私のために争わないで~♪もうこれいじょぉ~♪

  さんざっぱら2人の心をもてあそんで喜んでいたくせにどの口がいうか。まだ河合奈保子であれば、かわいらしい容姿とバカっぽい雰囲気があるから動揺している光景が想像できるのでまだ許せるのだが、作詞作曲の竹内まりやは許せない。

 竹内がこの歌を歌うと、本当にけんかをやめてほしいのかすら疑わしいほど感情が伝わってこないのだ。ヒトを小バカにしているような歌声で、けっしてこいつのためにはけんかしたくねえなと思うのであった。

 百歩ゆずって竹内まりやを奪い取るためにけんかしようと思って覚悟を決めたとしよう。それでもって出てくる相手は山下達郎ではないか。ヒトに止められる前に自分が止まるわ。達郎がかわいそうで。

 しかしまあ世の中には、こういう場にすすんで出てくるような好戦的な男も多くいるので注意が必要だ。戦って己の遺伝子を残すのが男の使命であると信じてやまない人種である。

 べつにそういった動物的本能みたいなものに忠実なのはそれはそれで勝手なのだが、こっちは戦う気もないのに、挑発をくり返して引きずり出そうとするからやっかいなのであった。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。