あるヒトがこんなことを言っていた。”ヒトは死なない(肉体が死んでも)触覚がなくなるだけだ”と。死んだこともないのに、よくそういうことが言えるなとツッコミのひとつやふたつ入れたくなってしまうのだが。
じゃあ、ばたけん。おまえはなにか答えられるのかと言われたら答えはひとつ。死後の世界なんて見たことないからわからないというのが答えだ。つまり答えなんてない。死後の世界があるというヒトもないというヒトも、その言っていることは個人的見解にすぎない。
現時点で小生が言えるのは、死後の世界はあるかもしれないし、ないかもしれないということだ。だからどっちに転んでもいいように、ある程度の心の準備をしておくといい。ちょっとでいいから、哲学と宗教について考える時間を作るのである。
現世においては死ぬことが怖いかもしれない。だが死ねばなんとかなる。いまは自分の存在が無になるかもしれないことに怖れがあるかもしれないが、無になればその怖れも無になる。
でもあの夏目漱石ですら死ぬ間際になって、「死んだら困る」って言ってしまうぐらいだから、実にむずかしいテーマではあるのだけれど。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸がつづくかぎり、僕は君のそばにいる。