という歌を思い出すときに浮かんでくるのは、尾崎豊であったり、菊池桃子であったりするのだが、今回は斉藤由貴の「卒業」のハナシである。
すでにいろんな学校で、卒業式は行われているであろう。そして新たな道にすすむということで、卒業生のみんなはきっと希望に胸を膨らませているに違いない。かくいう僕なんかは40半ばで大学に入学し、卒業を目指している。
ところで僕が高校生であった30年ぐらい前は、制服は学ランであったのだが、いつの間にかブレザーが主流になってしまった。なぜなのであろうか。
そこで斉藤由貴の「卒業」なのであるが、この歌の歌いだしの歌詞は、
「制服の胸のボタンを~」
である。
そうなのだ。胸のボタンというのは学ラン特有なのである。学ランは5つボタンがあり、卒業のときに、胸の位置にある第2ボタンを、希望する女の子にあげるという習わしがあった。僕も当時付き合っていた子にあげた。
学ランのボタンというのは金属でできていて、校章が彫り込まれていた。僕の卒業した高校はいまは合併して違う校章になってしまったので、ある意味貴重ではあるのだが、まさか彼女も取っておいてはいないであろう。
合併した母校も、いまはブレザーに制服が変わっている。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸がつづくかぎり、僕は君のそばにいる。