国鉄がJRに変わってちょうど30年になる。1987年4月1日にJRになったので、30年前の今日が国鉄最後の日ということになるわけだ。そう、そのむかしは”国有鉄道”があったのである。
国有鉄道であるから、駅員はそのころ当然公務員だったわけで、サービス精神というものがほんとうに欠如していた。役人根性まるだし。サービスなんかしなくても、おまえら乗らざるをえないんだからという態度がありありだった。
いまでは考えられないが、ストライキも多かった。国鉄というところは、どうやら従業員が強かったようだ。電車が止まれば困るヒトも多くいるわけで、それを盾にすりゃ従業員も大きく出られたのであろう。
そんな国鉄も赤字が膨れ上がってしまい、民営化となりJRとなった。それからというもの、愛想のいい駅員が増えていった。いまや車いすのヒトを電車に乗せようというときの、駅員の親切なこと。もはや駅員なんて呼び捨てにできない。駅員”さん”だ。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。