KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

しつけのコーナー【ペギー葉山】

童謡「ドレミの歌」や「南国土佐を後にして」などのヒット曲で知られる歌手のペギー葉山(ぺぎー・はやま、本名=森シゲ子=もり・しげこ)さんが12日午前11時55分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。83歳だった。連絡先はキングレコード。お別れの会を行うが日取りなどは未定。

ペギー葉山さんが死去 「ドレミの歌」 :日本経済新聞

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 子どものころ、フジテレビの朝の子供番組「ひらけ!ポンキッキ」には”しつけのコーナー”というのがあった。それはかならずエンディングの前にやっていて、それまで楽しんでいた気持ちをグッと引きしめたのであった。

 子ども心にあれは怖かった。まず名前が”ペギー葉山”である。そしてあの厚めな化粧でドスのきいた顔。あんなヒトにしつけなんてされた日には、子どもはだまってしたがうしかなかろう。

「きちんと信号を守って横断歩道を渡りましょうね」とペギーさんにいわれたのなら、もうこちらは直立不動で「はい!」とお返事するしかなかった。実は「ひらけ!ポンキッキ」のなかでいちばんインパクトのあったコーナーかもしれない。

 あのころはペギーさんのことを女子プロレスラーだとおもっていた。あの当時の女子プロレスラーは、マッハ文朱だとか、ジャッキー佐藤だとかいう名前のヒトが多かったので、ついその線だと考えていたのだった。

 また昭和のころの思い出深いヒトが旅立ってしまった。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。