KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

西郷さんが好きなわけ

 子どものころから西郷隆盛が好きであった。そして大人になった現在。NHK大河ドラマ西郷どん」を、周りから原作、林真理子でしょ?あんなの観ているの?などといわれながらも観ている。

  なぜ子どものころから好きなのかというと、学研の歴史まんがの影響である。いまや歴史まんがもたくさんの歴史上の人物が出版されているが、小生の子どものころは10何人かぐらいだった。

 

 記憶では年代順で、聖徳太子平将門平清盛源頼朝足利尊氏織田信長豊臣秀吉徳川家康徳川吉宗坂本龍馬西郷隆盛福沢諭吉伊藤博文・・・たしか最初期の学研のヤツはこのようなラインナップだった。

 

 全部読んで、いちばん好きであったのが、西郷隆盛の巻だった。いちばん絵柄が垢ぬけていなくて、ニンゲン臭かったのが合っていたのかもしれない。

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 いまのをみたら絵柄が変わっていた。しかたない時の流れだ。作者の太田じろう先生も昭和57年にお亡くなりになっているのだし。しかしマンガといえど、この情報量の多さ。ページ端のまめちしきも懐かしい。

 

 そう。この本で知った西郷隆盛の生きざまに惚れたのだ。私欲というものがないのだ西郷さんは。もちろんこのマンガにはないドロドロとした暗部もあるのだろうけれども。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸がつづくかぎり、僕は君のそばにいる。