KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

日曜日朝、TBSの教養番組【真珠の小箱】

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 日曜日の朝、早くに起きてテレビをつけTBSにチャンネルをあわせると、いつもの朝とは違った風景がみえる。間違ってかなり早く起きると「時事放談」、少し早いと「真珠の小箱」、早いといえない時間に起きると「兼高かおるの世界の旅」という風に。

  「真珠の小箱」(昭和34~平成16年)は毎日放送制作の教養番組である。毎日放送は昭和34年の開局当初、国からの条件として全体の30%を教養番組にしなくてはいけなかった。そのために当時生まれた番組のひとつが真珠の小箱だった。

 ほかに教養番組として作られた毎日放送の有名な長寿番組には、「アップダウンクイズ」がある。クイズ番組も教養番組のひとつであった。”教養番組30%縛り”があったからこそ、長寿番組になったのかもしれない。



 近鉄が提供スポンサーだっただけあって、その沿線を中心にした場所がクローズアップされている。さすが私鉄最長路線網をもつ近鉄だけあって、関西ならどこにでも行ける。

 特筆すべきは、後半部分の”文化庁企画・提供”「美をもとめて」であろう。この高級レストランとかで流れていそうな格調高きテーマ曲。そして特集は”正倉院の宝物”って。誰がみるのか。でもそれこそが教養番組というものなのである。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。