KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

金足農業の快進撃といまの高校野球について

 今回の夏の甲子園秋田県の県立金足農業高等学校の決勝進出が話題になっている。

 

 3回戦から準決勝まで1点差の決着。東北初優勝をかけ、なおかつ秋田県勢103年ぶりの決勝進出、県立の農業高校。こんなのマンガでもありえない。企画段階でボツにされるであろう。

 

 そのような中で、問題になっているのが、エース吉田輝星投手の投球数だ。5試合ですべて完投。どの試合も150球前後投げている。批判もあるが、地元選手のみの県立高校が甲子園で勝つにはこうするしかない。

 

 もし球数を制限しろというなら、私立高校が全国から選手を集めることを禁止するべきだ。現状のアンチテーゼが吉田投手の投球数となっているのだから。高校野球はアマチュアスポーツであり、私立高校の宣伝のためにあるのではない。

 

 地元の選手だけ出場となれば、戦力も分散するから、県立でも相当なレベルの投手を揃えることができる。県出身の選手がいない県代表なんて、そもそも代表ではないわけだから。アマチュアスポーツとしておかしいのである。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸がつづくかぎり、僕は君のそばにいる。