家族や家族同様のヒトの死に目にあうことがなぜできないのだろう。弟のときもそうだったのだけれども。間際まで名前を呼ばれていたと聞いて、よけいに悔やんでいる。ただジッとしているだけだと、おかしくなりそうだ。
なのでいまこうしてキーボードをたたいている。そのほかにも勉強したり、録画していたテレビ番組を観て、気を紛らわしている状態だ。現世におけるニンゲンという生き物は、かくも無力である。
このブログでも言っているが、ニンゲンは死んだらどうなるのかなどというのは、誰もわからない。でもニンゲンは霊や魂というものにすがって生きるものだし、それを否定してはならない。
ただそれは死んだあとの世界に対してのハナシである。現世において、現世に生きるものが、”みえない力”を操作して同じニンゲンの命をどうこうすることはできない。力は証明できるからこそ力なのだ。
多くのヒトは”みえない力”を疑う。だが”みえない力”「を信じる少数派のヒトもいるのだ。そういうヒトは、多数派にいっても信じてもらえないとわかっているから、内緒にしてしまう。そうして多数派のみえないところでなんとかしようとする。
でも”民間療法”でガンに代表される大きな病気は治せないと断言する。止めはしないけれども、病院の受診もきちんと受けてほしい。ガンを治療できるのは、医者だけである。
そして民間療法を施すニンゲンにいいたい。なんの根拠もなく医学を否定するのはやめていただきたい。”ヒトは120歳まで生きられる”みたいな無責任なコトバも。あなたにとっては他人だから責任なんてないというかもしれないが。
でもあなたにとっては他人であっても、そのヒトのまわりには、他人ではない親しい関係のヒトがいるわけだから。根拠のないものを売りにして、自分は普通のニンゲンより特別な力を持っていると勘違いしないでほしい。
今日のところはこれまで。この呼吸が止まろうとも、僕は君のそばにいたいとねがう。